糖質制限とグルテンフリーってどう違う? 知っているようで知らない違い

2016.07.11 Mon

wellib8

30代半ばに差し掛かった頃から、同世代が集まるとダイエットが話題に上るようになった。「お米を食べない」「野菜から食べるといいらしい」「パンを制限してる」と皆それぞれ食事に工夫をしているようだ。中には「夕飯を食べない」と決め込んで見事に10㌔痩せた友人もいた。そんな姿を見て真似してみたが、お腹が減ってイライラ。自分には向いてないらしく、ご飯を気持ち少なめにして、きっちり三食いただいている現状が続いている。

「糖質制限」というキーワードは数年前から世に知られているが、最近は「グルテンフリー」という言葉もしばしば登場する。ハリウッド女優やセレブの間では浸透しているのだとか。「糖質制限」「グルテンフリー」いずれも主食に関わることのようだが、この違いをすらすらと説明できるだろうか。

まず「糖質制限」について調べてみた。『糖質オフのレシピ』(大櫛陽一著・成美堂出版)によると、糖質制限食とは主食を抜いた低糖質の食材を選んだ食事のこと。つまり、私たちが生まれてからずっと食べてきた主食【米・パン・そば・うどん・パスタ・ラーメンなど】の炭水化物は糖質をふんだんに含むので食べるのをやめましょう、というのが基本的なスタンス。さらに砂糖が多い甘いお菓子、小麦粉や片栗粉などの粉類、芋やかぼちゃといったホクホク野菜も避けた方がいいという。血糖値の上昇を抑えるダイエットとして多くの人が実践している。ただ、主食さえ抜けば肉でも揚げ物でも何でも食べていいと勘違いされがちだが、同書によると、糖質を減らすことだけでなく、蛋白質をしっかりとって、体にいい脂質(オメガ3系脂肪酸)をバランスよく取り入れるのが理想だという。

一方「グルテンフリー」とは何か。グルテンとは小麦などに含まれる主なたんぱく質のこと。パンを作る時、小麦粉に水を加えてこねるとびよ~んと生地が伸びる。この弾力と粘りを作っているのがグルテンだ。そのグルテンを避けた食事をしようというのが「グルテンフリー」。つまり小麦を制限した食事法ということになる。

小麦の危険性については『小麦は食べるな!』(Dr.ウイリアム・デイビス著、白澤卓二訳、日本文芸社)に詳しく書かれている。同書では、大量生産実現のために品種改良された現代の小麦自体が体に悪いと訴えている。小麦食品は血糖値を急上昇させ、インスリンを過剰に分泌し肥満につながっていくというのだ。メタボの原因になるだけでなく、高血圧、糖尿病、内臓や脳疾患など死に至る病を引き起こすというから恐ろしい。小麦の代わりに野菜やナッツ、卵や肉類、チーズといった人工的に加工されていない食品を積極的に摂るよう勧めている。

ダイエット情報は世に氾濫しているが、いずれにしても賛否両論が飛び交い、どれが正しいのか筆者には判断し兼ねる。合う合わないの体質もあるだろう。しかし「糖質制限」「グルテンフリー」ともに小麦食品を見直すという点では共通している。ダイエットは成功したことのない筆者だが、とりあえず朝食の主食を小麦パンから玄米に替えてみた。さてその成果やいかに?!

Text:大楽 眞衣子)

『糖質オフのレシピ』
大櫛陽一 著
成美堂出版
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 『小麦は食べるな!』
Dr.ウイリアム・デイビス 著 白澤卓二 訳
日本文芸社
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