意外と知られていない!? “おいしい”紫外線対策

2016.07.04 Mon

wellib8

肌の老化や皮膚がんなどの病気の原因となる紫外線。紫外線量のピークを迎える6月~7月にかけては特に、紫外線対策が必要であることはご存知の通り。一般的に、紫外線対策と言えば、サングラス、帽子、日傘、サンバイザー、UVガードの手袋、日焼け止め…と、紫外線を浴びる量を極力減らす“外側からの防備”が思い浮かぶ。一方、意外と知られていないものに、“体内からの日焼け対策”もある。紫外線による炎症(=日焼け)を、食物を摂取することにより抑えようという方法である。

日焼け対策に効果的な栄養素とは?

日焼け対策に効果的な栄養素としてまず押さえておきたいのが、ビタミンC。シミやそばかすの原因となるメラニン色素の生成を抑えるほか、白色化する働きもある。さらに、肌のハリを作るコラーゲンやエラスチンの生成を促進したり、強い抗酸化力により、しわなどの老化現象を抑制する。ただし、ビタミンCは体内に蓄積される量は決まっているため、こまめに摂取する必要がある。

このほかにも、優れた抗酸化作用があるビタミンEやビタミンA、皮膚や粘膜を保護するβカロテン、日光から肌を守るオメガ3脂肪酸なども効果的と言われている。

紫外線対策によい食べ物

効果的な栄養素があるということはそれを多く含む食べ物を積極的に摂取すれば良い。が、正直、日々の暑さに食欲が減少している人も多いと思う。そこで、食欲減退のこの時期でも、毎日続けられるような手軽な食べ物をご紹介しようと思う。

まず、ビタミンCを多く含むものとして、トマト、ブロッコリー、ジャガイモなどの野菜や、オレンジ、グレープフルーツ、キウイ、スイカなどの果物が挙げられる。なかでもトマトは、ビタミンAもEも豊富で、中程度の大きさのものを2個食べれば、一日のビタミンのA、C、Eの半分以上が補える優れもの。また、トマトには肌の老化を抑えるリコピンも豊富に含まれている。リコピンとは、赤い果物に含まれるカロテノイド色素で、この色素は太陽から身を守るものと言われている。つまり、積極的に摂取することで、日光に対する耐性をつけることができると言うわけ。なお、グレープフルーツ、スイカにもこの色素が多く含まれている。

次に、コラーゲンペプチドとミルクセラミド入りヨーグルト。再生未来クリニック神戸の市橋正光院長の研究結果によると、「紫外線照射後の皮膚の赤みが摂取前よりも抑制されるという結果」と、「摂取前よりも紫外線への抵抗力が強まった」という結果が出たとのこと。なぜコラーゲンが良いのかというと、「コラーゲンが代謝されてペプチドになり、それが細胞を刺激し、老化現象や炎症を抑える」。また、「コラーゲンとセラミドはヨーグルトと一緒に摂取すると吸収率がアップする」からだそう。

最後に、緑茶。ポリフェノールとカテキンはお肌を守ってくれると言われており、中でも緑茶は最もパワフルなポリフェノールである没食子酸エピガロカテキンが多く含まれている。一日2杯以上の緑茶を飲むと良いらしい。

内側からの紫外線対策は、その効果が目に見えないため、外側からの紫外線対策に比べて、なかなか続けるのが難しいかもしれない。しかし、外からも内からも対策を講ずれば、怖いもの知らず!まずは、意識的に、トマト、ヨーグルト、緑茶を摂取してみることから始めてみてはいかがだろうか。

Text:齋藤リエ)