梅雨に気になる洗濯物のニオイ!古着のニオイの原因は? 洗濯のプロが教える部屋干し技とは

2016.06.17 Fri

wellib5

「くさっ!」。雨が続くこの時期、顔をタオルで拭いた瞬間に思わずこんな声を上げてしまったことはないだろうか。長く愛用しているタオルや衣類ほど臭うものである。

これは部屋干しによって繁殖した雑菌たちの仕業。雨が続くこの時期、どうしても部屋に干さざるを得ないが、何かいい解決策はないのか。原因と対策を洗濯のプロに聞いた。

ニオイの原因は洗濯槽や洗い方にあり!

「原因の半分は洗濯機のせいです」。こう断言するのは洗濯プランナーの増田卓也さん。

高湿度と汚れにさらされた洗濯槽は細菌やカビだらけ。少なくとも月一回は専用洗剤で洗浄すべきだという。「できれば月3回はやってもらいたいくらいです。さぼればさぼるほど洗浄が大変になりますし、部屋干しすると臭います」とアドバイスする。

洗濯物の洗い方にも工夫が必要だ。つい全自動洗濯機の「標準コース」にお任せしてしまいがちだが、汗や皮脂が落ちきっていないこともある。これもニオイの一因だ。一度に洗う量は少な目を心掛け、すすぎを繰り返すことがポイント。たくさん汗を吸収した衣類は、つけおき洗いがいいらしい。「汗や皮脂は水溶性なので、しばらく水につけておくのが一番。洗剤もいらないほどよく落ちる」という。寝る前につけ置きし、翌朝新しい水で洗濯するのがおすすめ。

ここで避けたいのが残り湯だ。「使用後のお風呂のお湯は雑菌だらけで、ぬるま湯は一番菌が居心地のいい温度。それでジャバジャバ洗っても、雑菌をかき回すだけなんです」と増田さんは忠告する。

古着のニオイは香料+汗?!

古着屋のあの独特のニオイの一因も、衣類に残っている汗や皮脂だという。それに劣化した繊維のホコリ、柔軟剤、お店の香りなどが複雑に混ざって、あの独特のニオイを放っているそうだ。汗はドライクリーニングでは落ちない。クリーニング済とあってもその洗い方が重要となる。「もし買った古着が臭うなら入念な水洗いを」とのこと。すべてが該当するわけではないが、安く入手した古着は要注意。購入時には襟回りなどのニオイにも注意したい。

カーテンレールに干すのはNG

部屋干しでもう一つ気を付けたいのが、干す場所と干し方だ。

カーテンレールに引っ掛けるのはNG!滅多に洗わないカーテンはカビや雑菌の巣窟。しかも片面は窓で塞がれているので通気性も悪い。濡れた洗濯物にとっては最悪の環境だ。エアコン下もカビが排出される可能性が高いので避けたい。おすすめは、換気できるお風呂場か、風通しのいい部屋の扉の上。隙間を開けて干すことが肝心で、最初の30分間は扇風機を回すといいらしい。

ワイシャツやTシャツは脱水後、濡れたまましゅわっと高温でアイロンをかけるのがプロ直伝の技。これでしわも伸びるし速く乾く。その前に洗濯槽の洗浄は必須!筆者の経験上、数カ月さぼると丸一日かかることに。浮遊物が多い時は浮袋式のくず取りネットがおすすめだ。

(text:大楽 眞衣子)

増田卓也
洗濯プランナー。宅配専門のクリーニング店「つかさクリーニング全国宅配」(http://www.tukasacl.com) を営む傍ら、洗濯やアイロンに関する講座を開いている。