メンズが気になる三大要素 vol.3 「体臭編」

あなたは “近づきたい” 男性になっている?

2016.05.17 Tue

wellib5

男性が気になる3つのアレについてお届けしている、“メンズが気になる三大要素” 最終回となる vol.3 は「体臭」について。「体臭」と言えばおなじみ「加齢臭」、近年解明されたばかりの「ミドル脂臭」、夏に向けて気になってきた「汗臭」の3つについて、本記事にて理解を深めていただければと思う。

はじめに、それぞれのニオイが発生する原因について、抑えておきたい。まずはおなじみ、「加齢臭」について。「加齢臭」のニオイの原因は、ノネナールという成分だ。これは、皮脂に含まれるパルミトレイン酸という脂肪酸が、酸化したもの。枯れ草のようなニオイの原因となるパルミトレイン酸は、年齢を重ねるごとに増えていき、50代半ば以降から本格的に発生するとのことだ。これまで「加齢臭」と一括りにされてきた、古い油のようなニオイは、近年、「ミドル脂臭」と呼ばれるようになった。30代から50代でニオイが強くなり、後頭部を中心として発生するとのことだ。ニオイのチェックをする際、耳の後ろを嗅ぐこと多いが、単に洗い残しがある以外では、耳の後ろからニオイが発生している訳ではないようだ。「ミドル脂臭」は、汗中の乳酸が変化したジアセチルという成分が原因となる。皮膚の常在細菌により乳酸が分解され、それによって発生したジアセチルと、皮脂臭が混ざることによって、ニオイが生じるとのことだ。

「加齢臭」「ミドル脂臭」の対策としては、原因となる皮脂や乳酸の量を増えない様にすることと、酸化や細菌の分解によって、皮膚表面でニオイが発生しないよう、防止することだ。まずは食事の見直しが必要で、皮脂の分泌を抑えるには、動物性脂肪や乳製品を摂りすぎないこと。酸化を防ぐには、喫煙、紫外線、添加物の多い食品、揚げ物などは活性酸素を増やす原因となってしまうため、なるべく避けておきたい。また、バランスの偏った食事や、不眠・ストレスは乳酸を増やす原因ともなるので、「ミドル脂臭」が気になり始めている方は、規則正しい生活を心掛けていただきたいところである。また、ニオイが発生しないように、皮膚を清潔に保つことも基本だ。汗をかいたらやさしく拭き取ること、「ミドル脂臭」に関しては、加齢により頭皮の脂が粘度のあるものに変化してくるため、きちんとした洗髪を行うことがかなり重要になる。

このように、歳を重ねるとニオイは発生しやすく、大人は人としての成熟と共に、体臭問題と向き合っていかなくてはならない。汗臭いと言われがちなオジサン達の名誉にかけてお伝えすると、3つめの「汗臭」は、実は10代半ば~20代半ばがピークとなるらしい。ワキを中心として発生する酸っぱいニオイは、若さゆえ代謝が活発であるために起こるとのこと。梅雨時期、ジメッとした電車内で放たれる芳しいニオイの原因は、どうもオジサンだけではなさそうだ。「汗臭」に関しても、ニオイを放つ前にしっかり拭き取ったり着替えたりと、こまめなケアで清潔な状態を保つことが対策として重要である。

「体臭」の対策は、制汗、殺菌、香りによるマスキングなど、体外環境を整える対策に偏ってしまいがちであるが、大切なのは、体内環境と体外環境、両方を整えることだ。全3回に渡って “メンズが気になる三大要素” をお届けさせていただいたが、「ハゲ」「デブ」「体臭」、どれであっても生活習慣の改善が軸となることを、最後にしつこくお伝えさせていただきたい。

(Text:清野 琴絵)
(Illustration:Asami Hattori)